変なスタートアップに当たらないためのノウハウ - ふわっとしたやつb.hatena.ne.jp自分がそこで働きたい!って思える強いなにかがあったらたとえ潰れても楽しかったって思えるんじゃね?と思ってる
2025/05/22 18:52
まあ、個人的にはこういう見解を持ってます。
ところで、私は前職も現職も社員数が20人に満たない段階で入社してて、特に前職の場合は最初期はボランティアで手伝ってて、ある程度会社の形になってから復帰したわけですが、2社がいずれも上場まで至っており、2025年時点で創業時の事業がまだ続いています(20年以上!)。これはスタートアップの成功率を考えるとかなりレアな感じがします。
これまで自分が運が良かったと思ってたんですが、冷静に考えたらそうでもなかったのかもしれません。
入社当時の私って、端的にいって「地味で何物でもないおばさん」です。
- いい大学を出て有名な企業で活躍していたわけではない
- 若くて可愛くキラキラしてるわけでもない
- 創業者の大学の同期とかでもない
- 小さい子どもを育てていて、労働時間に制約がある
- スーパーエンジニアとか、つよつよ営業とかお金になるようなスキルももっていない
そういう人を、正規・高待遇で雇うって、よく考えるとわりと「変」じゃないですか?
スタートアップ界隈では私のような人はマイノリティ側だったと思うんですが、早い段階でマイノリティを包含できる組織を作れること自体が実は強みなんじゃないかと、そういう仮説を最近は持っています。
なので、スタートアップを選ぶ一つのヒントとして「モノソーシャルじゃない」というのは大事かも。属性が違うメンバーがいてフラットに発言できる環境ってのは、けっこういい会社だと思いますし。
で、もしかすると「変なのに当たらない」ってスタンス自体、すでにスタートアップ向けじゃないかもしれません。
スタートアップって、社員が会社を作っていくフェーズだから、自分が入ることでその会社の今後は変わる可能性がある・・・というと綺麗事のようですが、むしろ自分が入っても組織が何も変わらない、というより変える権限を持たせてもらえないポジションだとしたら、それはどんなに高待遇であったとしても創業者の「単なる手駒」でしかなく、リスクを取ってスタートアップに入る意味がほぼないようにも感じます。
たとえば、もし、私が大人しく言われたままに仕事をし、言うべきことも言わず見えてるリスクも指摘せず責任を回避する控えめな性格だったとしたら、私にも会社にもまた別の世界線があったかもしれないとも思うわけです。
なので、冒頭で言ったように面白全部でベットするみたいなスタンスもやっぱり大事じゃないでしょうか。こういうのはめぐり合わせですし、最終的には運なのかも。